今回は、たまたま道東の方へ行く”用事”があったため・・・寄らせていただきました。
まぁ、”用事”とは言っても実に個人的な話で恐縮なのですが・・・国道274号線の始点から終点までを1日で走りぬけよう。。。という、ネタ日記のためのネタづくりでした。
札幌を始点とする国道274号線って、日本の3桁国道では最長なんだそうです。その距離、約365.8km。終点は標茶町です。
札幌市国道274号線始点付近
↓
標茶町国道274号線終点付近
いやぁ、疲れましたね(笑)
で、戻りの道は帯広市のお隣・音更町のネットカフェで一晩あかして、オビヒロのメイドさん達に会いに行きました。1日限定にしておくのは実にもったいない位のクオリティでした。せっかくなので写真付きで紹介させていただきます。
(主催者を通じて、撮影・ブログ掲載の許可を頂いております。)オビヒロメイドプロジェクトの詳細については、
mixiの公式コミュニティまたは、
クルめNEWS betaの過去記事を参照のこと。
このオビヒロメイドカフェプロジェクトは、帯広において、”メイドカフェ”という場をつくり、クリエイティブなオタク文化の発信を…という大きなテーマのもとに設立されたプロジェクトである。
北海道帯広市では、国土交通省道路局の社会実験として歩行者天国を6月17日から9月9日まで毎週日曜日11時~16時という時間限定で行われていました。(
オビヒロホコテンHP参照のこと)
で、その歩行者天国でメイドカフェを実現してみましょうという事で、その最初の一歩を踏み出したのが、9月9日だったというわけです。このプロジェクトはメイドカフェを歩行者天国でやってみるのが目標なのではなく、”メイドカフェという場に集う様々な人達が文化を発信していくこと”が最終的な目標になっているようです。
会場となったのは、
藤丸ふれあい広場
という、帯広駅北口から歩いて5分位の所。屋外スペースを借りての営業ということで、ちょっとしたオープンカフェスタイル。台風9号が通り過ぎた台風一過でしょうか、この日の帯広は快晴。午後はちょうどよくこのあたりは日陰になっていて、暑くも寒くもないとても過ごしやすい一日でした。
天候もまたこのオビヒロメイドカフェプロジェクトに味方してくれたのでしょう。
メニューは、
ホット珈琲(金沢県のコーヒー豆専門店のブレンドを使用)
ダージリンのホットティ(茶葉専門店ル・パルデテの厳選されたタルボのダージリン茶葉使用)、フレーバードティーのホットティ(同じくル・パルデテのモンターニュ・ブルーを使用)、
アールグレイのアイスティ(アールグレイを8時間以上かけての水出し。とてもすっきりとした味わいだった。アールグレイ独特の香りが非常に冴えていた。)、
フレンチソーダのピーチ(
※MONINピーチシロップの炭酸割り)、フレンチソーダの洋ナシ(
※MONIN洋ナシシロップの炭酸割り)の6品。すべてにお菓子が付いてくる。
※9/11、コメントにて間違いのご指摘を頂きましたので修正いたします。(×WONIN→○MONIN)お仕事中のスタッフの皆さん
どれもこだわりを感じる品です。紅茶やコーヒーは、淹れ方も大変こだわっているようですが、それだけではなくお店を開業する勢いすら感じるほど、良い器具を厳選して使っているようです。ティーポット等も本格的なものを使ってました。
お客さん自身がコーヒー豆をひく事も出来たり・・・。
コーヒーを入れるときに、メイドさんやドリンク等を作るスタッフが指折りで時間を数えている光景を目にした私はなんだか暖かい気持ちになりました。。。いいよねぇ、なんかみんなで楽しんでやっているって感じが…。思わずニンマリ。
メイドスタッフは、全部で15人が集まり、午前と午後にスタッフを振りわけるような体制でやっていたそうです。
午後のメイドさん達
メイドさん達は、何回かのミーティングの間に接客の仕方を議論しながら、マニュアル化し、そのマニュアルに従って練習を重ねたようです。緊張もあってか、接客手順を時々忘れてしまったりする一面もありましたけど、それはまるでメイドカフェのオープニングレポをしているかのような新鮮さがあって、それはそれで良かった。
しかし、メイドカフェには行った事が無いというメイドさん達が多いという事実にも関わらず、イメージとアイディア、もしかすると各種メディアの情報もかな…?みんなで決めた接客マニュアルは、昔風のメイドさんがいる喫茶店でした。この業界一般で言われる”正統派メイド喫茶”というやつです。
入口付近にメイドさん達が詰めている場所があって、お客様が入ってくれば、「おかえりなさいませご主人様」とお出迎え。この辺は今のトレンドとも変わりませんが、やはりたくさんのメイドさん達に入口でご挨拶を受けるのは、私のようなメイド好きな生き物にはとても心に響くものがある。
最初にカウンターでメニュー表を見ながら、
ドリンクチケットを購入すると、メイドさんに席までご案内を受けます。
そして、ピッと、シャンとした姿勢でお客様ひとりひとりから丁寧にドリンクチケットを受け取り、きちっとお辞儀をして去っていく。とても丁寧な接客。
とにかく、メイドさん達は一生懸命でした。私はその姿に心を打たれました。久しぶりにメイドスキーの血が湧きあがってきましたね。
しばらく待ってると、メイドのなのかさんがコーヒーを持ってやってきました。
ドリンクを持ってくるところまでキチっとしていました。帰りも、メイドさん達に丁寧に見送られ、私はもう幸せでいっぱいです。
メイドさんもさることながら、主催者が地元で活動しているデザイナーである事もあり、メニューやポイントカード(一般配布はしていないけども、一応作ったとの事)、オリジナルコースターまで用意されていて…。作りこみが細かい。
また、普段お店として見ても…そのままコーヒー・紅茶専門でメイド喫茶ができるんじゃないか?と思うほど徹底していた。少なくとも、歩行者天国に出店するアマチュアのお店とは思えないくらい、きちっとしたものを見せてもらいました。
主催者は、今回このプロジェクトに協力してくれた様々な人たちとの繋がりがこのイベントを成功させる事につながったのだと言う。オタクとは、自分の興味対象にはとことんこだわりを持っている。そして、色々な職業の人、色々なスキルを持った人間が集めて文化発信基地としてのメイドカフェを作り、文化を発信していけたら・・・と熱く語る。
今日の状況を見ている限りでは、本当に色々な人の協力、活発な意見のやり取りがあった事は結果から見ても受け取る事ができました。帯広という土地柄も良く考慮されていて、特別風変わりなサービスをつけたり、足したりしない・・・純粋な喫茶+メイドさんという素朴な感じが私の心に一番響いた事を最後に特筆しておきます。
最後にもう一度だけ言っておきますが、
-----たった1日イベント限りで…というのは実にもったいない。
今後もどんな形でもいいから、続いてほしいと思いながら、札幌への帰路につきました。
PR